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「緊急事態宣言」の間にいくつか新しく習慣化できたことがあった。
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一方「せっかく家にいるのだからその間にやろう」と思っていながら、振り返ったらほとんど進んでいないものもあった。
巣ごもり生活で読もうと思って買い込んだ本を読むことと、長年の懸案事項であった断捨離である。
▶︎進まなかった読書と断捨離
読書については、ただ娯楽や暇つぶしで読むつもりはなかった。
「ウィズ/アフターコロナの時代」の本質と、その中で個人はどう生きるのか、という問いを立てて、本を選んで買い込んだ。実は4月半ばに都内に行く用があった際に、丸の内の丸善に寄ってそこでも10冊ほど買い込んでいる。
だが6月3日までに読み終わったのはわずか2冊、読みかけが1冊というていたらくである。
断捨離・模様替えも、リビングのカーテンを買い替え、不用品を多少処分しただけで終わってしまった。本や書類、使わなくなった台所用品の整理・処分はほとんど手付かずのまま。
SNS上ではこの機会にと、リモートワークやWEB講座に合わせて、部屋の模様替えをしたり、断捨離を進めている人が多かった。リアルでも近所のニトリは営業を継続しており、店に入るのをためらうくらい混んでいることもあった。自粛期間中、多くの人が断捨離・模様替えに励んだことだろう。どうせ家に居なくてはいけないのだから、ある意味一番有意義な過ごし方だったのではないだろうか。
ではなぜ、自分の場合は進まなかったのか。マインドマップを描いて、自粛中のタスクとして見える化したはずなのに…
▶︎外へ拡散した意識
いろいろ考えたり、人と話す中で思ったのは、
自分の「意識が外へ向いていた」「気を取られていた」「気が散っていた」
ということだった。
テレビのニュースやネットでは海外の都市封鎖の様子や、内外の医療機関の緊迫した映像が連日映し出されていた。それらをみて、瞬間的に不安を感じることはあってもそれに飲み込まれることはなかった。単なる情報収集であり、自分は「正しく恐れよ」というスタンスをとっていた。
ただ、毎日刻々と変わる情報に必要以上に「気を取られ」、自分が「やる」と決めたことから意識が離れてしまったようだ。そういえば、自分としてはめずらしく「地に足がついていない感覚」があった。不安や恐れを強く感じていたわけではないのだが…。
良書を落ち着いて読み思索すること
断捨離で不要なものを処分すること
それらはひいては、自分や自分のいる環境を「整える」ことだ。
そこにしっかりとどまれず、いわば片付けが終わらないうちに、新しい品物を買い込んだような状態になっていた。
「気」あるいは「氣」という文字。
この字には「生命力」という意味もあるらしい。その「生命力」が他に取られたり、散ったりしている状態が、果たして望ましい状態と言えるだろうか。よくよく考えると、無自覚に続けることに恐ろしさすら感じる。
▶︎「気」を散らさずに整える夏
今年の夏は暑くなるという予報だ。マスクをして夏を過ごすようになるかもしれない。
身体も含めて、自分を自分のいる環境を整えていくことに集中しよう。
「気」を拡散し過ぎず自らにとどめることに「気」をつけながら。