michynoteの日記

ファイナンシャル・セラピスト。 大手証券会社で約20年間営業を経験、 別の証券会社にて調査部経験もあり。 CFP®︎認定者。 傾聴とトランスパーソナル心理学のメソッドを用いて、あなたのモヤモヤをクリアにします。

感情に出会う〜大野幸子 "emotion‼︎私に「出会う」展覧会"に行ってきた。

 

f:id:michynote:20210327080804j:image

 

「自分の感情」を味わってみたことがあるだろうか。

大人になるにつれ、そういうひと時がだんだんと少なくなっていく。あるいは、子供の時から「感情にフタをする」ことで自分を守ってきた人もいるかもしれない。


そんな感情のエネルギーを、アートにして展示しているのが、この個展だ。

 


感情の要素として「喜怒哀楽」がよく言われるが、こちらでは「怒・哀・楽・愛・喜」の順にコーナーが分かれている。


各コーナーの間には薄い幕があってそこをカーテンをめくるようにして入っていく。まるで感情の層を降りていく「ジャーニーワーク」のようだ。

 

f:id:michynote:20210327080855j:image

 


絵の具の厚み、筆の勢い、ときには思いもよらない手法で感情のエネルギーを表現している。


絵の前にたたずみ、そこから湧き出るものを感じてみる。

この時、自分は説明書きがあるとついそちらから「読んで」しまうことに気がついた。どうやら言葉にせずに感じることが苦手のようだ。

 


作者の大野さんは、気さくに声をかけてくださる。

「アートの敷居を低くしたい」という思いが彼女にはあって、とても自由な雰囲気の展示だ。なので一般の美術館での静かな美術鑑賞に慣れている人は、最初戸惑うかもしれない。

 


作品の撮影も自由。

気になったものをいくつか挙げてみる。

 

f:id:michynote:20210327080954j:image

「愛」をテーマに

 

f:id:michynote:20210327081048j:image

中心にあった「Just  my  Love」

 

f:id:michynote:20210327081422j:image

「喜」のコーナーより「六カイカ」

モチーフはラナンキュラスという花

 

f:id:michynote:20210327081539j:image

「wing melody  JAPON」

 

f:id:michynote:20210327082942j:image

「楽」のコーナーより

「私の組み合わせ」とてもユニーク

自分だとどんな作品になるか、作りたくなってくる

 

f:id:michynote:20210327081810j:image

「怒」実際の色彩はもっとドス黒い感じ。私ならどんな色で怒りを表現するんだろうか。

 

 

図録がないので、タイトルが違っていたらご容赦を。


作品に向き合っていると、自分ならこのテーマでどう描くだろう、どんな色を使うだろう、という思いが絵心のない私にも湧き上がってくる。

 

ただ、ほとばしるような、ある時はみっちりと塗り固めて行くような、こうした絵は感情を解放しなければ描けないだろう。


できれば会場で直に感じて欲しい。

目黒区美術館・区民ギャラリーにて3月28日まで。

 


会場アクセス

https://mmat.jp/access/index.html

 


大野幸子さん

< Instagram >

https://www.instagram.com/yukiko_ohno_/

<公式ホームページ>

https://www.yukiko-ohno.com