2016年9月30日。
この日をもって柏そごうは43年の歴史に幕をおろす。
いつもは閑散としていたフロアもものすごい人出。これで最後か…と思うとつい足を運んでしまうのだろう。
紳士服のフロアでさえこの有り様。
婦人雑貨のフロアはレジに長蛇の列
なじみ深いフロアを回って感慨にふける。子供服売り場では一時期ANGEL BLUEとかのブランドにはまったっけ。
あの頃は買い物そのものがレジャーみたいなものだったけど…。
閉店15分前に2階のペデストリアンデッキに通じる入り口に戻ったら、正面入口はすでに通れず…脇に誘導されて回るとこの人だかり。
15分ほどして閉店セレモニーが始まる。1973年10月10日に「みどりの街にお城のような百貨店」というキャッチフレーズでオープンしたんだとか。
人の頭越しにわずかにシャッターが閉まっていくのが見えた。
セレモニーの終わりの言葉とともに、シンボルの時計の電気がふっと消えた。
正月の初売り以上の人だかり。
いろんな思いを口にして、胸に秘めて、家路についていく。
ひとつ、また時代が終わる。