この春に末の子が社会人になる。
こういう言い方をすると身もフタもないが、扶養家族としてお金がかかる方から稼ぐ方へと変わる。
そうなると、自分に必要なお金の額も変わってくるのだろう。
もともと「あれば使うがなければそれなりに」という感覚だった。健全な金銭欲に基づき、バリバリ稼げば良いのだろうが、「生活できればそれで良い」というレベルに落ち着いてしまっている。まったく良いのか悪いのか。
「自分にとって幾らお金が必要か」
それは裏返せば「どういう生活をして、何をしたいのか」という問いになる。ある意味「命の使い方」でもある。
自分の夢・志(こころざし)あるいは野望の実現には、何十億、何百億あっても足りない、という人もいるだろう。
多くの人が関心を持ち、使わない人は皆無であるにもかかわらず、あまりお金について正面から向き合うこともなかったような気がする。
ちょっといろんな角度から、お金について考えてみたいかと。