michynoteの日記

ファイナンシャル・セラピスト。 大手証券会社で約20年間営業を経験、 別の証券会社にて調査部経験もあり。 CFP®︎認定者。 傾聴とトランスパーソナル心理学のメソッドを用いて、あなたのモヤモヤをクリアにします。

人生の半分しかコミットしていない件について〜’18-’19LPLマスターコース回顧録

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LPL(ラビング・プレゼンス・リーダシップ養成講座)では、本コースが11月に修了した後、希望者向けにマスターコースが月一回開かれる。通常の講座で取り上げきれないメソッドの深掘りや、年度末のカウンセラー認定試験対象者を中心に、主催の岡部明美さん(受講生は皆あけみちゃんと呼ぶ)直々に自分のカウセリングについてのアドバイスをもらえるASV(あけみスーパーバイザー)など、ほぼ月一回のペースで行われる。
当初、初受講生の自分にはレベルが高いから関係ないかと思っていたが、受講者に〇〇さんが来るのなら、と軽い気持ちで参加してみた。


そうしたら、想定以上に濃い学びの場だった。いや学びを超えた大小様々な気付きがあり、それは今回再受講生として向き合う姿勢を大きく変えた。
まったく個人的な備忘録ではあるが、ここに記録しておこうと思う。

 


第1回のジャーニーワークの回も深い学びと気付きがあったが、現在も続く大きな課題として浮上したテーマは、2019年1月下旬に実施された、第2回のファミリーコンステレーションの回であった。


ファミリーコンステレーションとは、一対一のカウンセリングでは見えにくい問題を、家族の座として代役を立てて、その構造(立ち位置や向き、各人の距離など)を見ることで、家族内に起こっていたことがクライアントの主訴にどう関わっているのかを明らかにする手法である。この回は2泊3日の宿泊形式で行われ、参加者がクライアントとして、自分の問題を明らかにすべく立ち、真剣で内容の濃いセッションが行われていた。

 

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(宿の食事は完全ヴィーガン料理。美味しい)


セッションを重ねる毎にある事に気付く。代役によく選ばれる人とそうでない人がいる。代役を選ぶのはクライアントだ。例えば自分の父親役なら、それにエネルギーの近い人を選ぶ。なので男性の役を女性がやることもあるという。大抵は雰囲気の似た人に、となるのだろうが。私はそれまで一度も選ばれていなかった。


最終のセッションに入る前に、車座になって参加者全員で質疑応答の時間となった。どうしても気になっていたので、終了間際に手を挙げて、あけみちゃんに聞いてみた。


「あのー、程度の低い質問で恐縮ですが、自分はここまで一度も代役に選ばれていないのですが、何かあるのでしょうか?」


言い終えた途端に、
「みっちゃん(私のLPL内の呼び名)!また自分をそうやってディスカウントしてる!」と強い口調であけみちゃんが言った。


しまった。前から注意されてたことではあったのに。私は自分を卑下して話す癖があると以前指摘されていたのだ。


「またそうやって、下から様子を伺うようにしてるでしょ!」


えっ?自分ではなんの自覚もないが…。
でも近くに座っていた人が、大きく頷いていたのでたぶんそうなんだろう…。


「なんで選ばれないかってね、それはみっちゃんが世界に半分しかコミットしてないからよ」


は?なにそれ訳がわからない。
もちろん全てのセッションに真剣に参加しているし、クライアントの話もお義理で聴いているわけではないのに…。

 

程なく時間となり、次のセッションが始まった。最後のセッションで、ようやくクライアント本人の代役として場に立った(別に先のやり取りを聞いて私に決めたのではない、前もって決めていたとご本人から話があった)。

 

ひとまず落ち着いたものの、あけみちゃんに言われたことの意味はわからずじまいのまま、重い荷物と共に抱えて宿を後にした。

 

(その2に続く)