節目の日は木曜日となった。
春らしい日差しの中、かねてよりの予定があり都心に向かう。
3月に入るとテレビでは「あれから10年」というフレーズが繰り返すようになった。
自分も会社で体験した震度5弱の揺れを思い出す。電車が全て止まり街から音が一瞬消えたこと、その後降った雨の影響で放射線量が上昇し「ホットスポット」と新聞に住んでいる街が書かれたこと….。
とはいえ人的被害は周りではなかった。にもかかわらず、津波の被害に遭われた方の実写ドラマは胸が痛くなって見ることができない。
波にのまれて人生を終えたくなかった
こんな最後を迎えたくなかった
その無念の想いと
新たな希望と
いろいろなものを感じて
残った者たちはまた明日を生きていく
自分もまたその中の一人だなあと、北の地に想いを馳せた。