michynoteの日記

ファイナンシャル・セラピスト。 大手証券会社で約20年間営業を経験、 別の証券会社にて調査部経験もあり。 CFP®︎認定者。 傾聴とトランスパーソナル心理学のメソッドを用いて、あなたのモヤモヤをクリアにします。

「気分に振り回されてはいけない」〜社会人の常識と思っていたらビリーフだった

 

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(当日のセッションメモから)


1月最後の日曜日、カウンセリングの自主トレーニングを行なった。

初回は自分がクライアントロールになり、なんとなく心に浮かんだことを話す。その後にカウンセラーから、マインドフルネス状態からの声掛けが提案され、目を閉じて深い呼吸を繰り返し、潜在意識にアクセスしやすい状態に入る。そこでいくつか言葉を掛けてもらい、身体の感覚に起こった変化を伝える。自分はあまり感情は出てこないタイプなので、体感にセンサーを合わせていることが多いのだ。


ひと通り終わって、出てきた感覚等を確認している時に、ちょっとしたエピソードの話の途中でカウンセラーが言った。

 


「『気分』って言葉に反応してるんですね」

 


え?そうですか?

自分では意外に思えたが、これはビリーフ(思い込み)の可能性がある、とのことでビリーフリセットワークに入った。

 


ビリーフの主文は

「気分に振り回されてはいけない」

 


…いやいやこれって、社会人の一般常識でしょう。

「気分が乗らないからやらない」とか、職場で通用しないでしょう。

 


でも、そうクライアントが当たり前に思って疑わないことが、ビリーフである可能性が非常に高いことは経験上知っていたので、取り組んでみることに。

 


もちろん「100%それは本当です!」と即答し、まずはメリットばかりがズラズラと出てきた。

先にデメリットから出していくのがセオリーなのだが、この時は自分が思いつくのはメリットばかりだったのだ。

・いい意味での緊張感がある

・社会人としては良い。ちゃんとした社会人でいられる。

・淡々と行動できる

・やらなくちゃいけないことができる

・前に進める

・やると決めたらやる

・滅多に投げ出さない

・なので信頼される

 


…本当にメリットしか思い浮かばないのだが(笑)

 


とはいえこれではリセットワークとして成立しないので、「強いて挙げれば」を枕詞にしてデメリットを出してみた。

・必要がない時でも体に緊張が残る(これは継続してかかっているボディセラピストさんから「前よりはマシになったけど、いつも背中が緊張しているね」と言われている)

・負荷がかかる

・効率が悪い(悪い気分に飲まれないと同時に良い気分に乗っかってノリノリで物事を進めるということがあまりない)

・眠っている時にも緊張している。時々歯を食いしばったまま寝ている。

・大きなことができない

 


だんだんと「緊張」「効率が悪い」というキーワードが気になってきた。

そういえば前述のボディセラピストさんに、

「エネルギーレベルが低いわけじゃないけれど、体を緊張させることにけっこうエネルギーを使ってしまって、使い方が悪いんじゃないか」と言われたことを思い出した。

 


たとえば「8のインプットで10のアウトプット(=25%増)」が標準とするならば、投入したエネルギーのうち2〜3割くらいが無意識に体を緊張させる方に使われているような気がする。そうなると実際のインプット量は6くらい(25%減)になってしまい、アウトプットも7.5となる。

10のアウトプットが必要だとしたら、投入するエネルギーを10.66(=10÷1.25÷0.75)にしなければならない。

 


…これだとアウトプットよりインプットの方が多いではないか。

少しずつ消耗していくことになる。そりゃあ疲れるわけだ。

潜在意識の領域でエネルギーロスが生じている。

 


…ああ、もったいない。

 


とはいえ、ではこのビリーフを手放すか?と言われると「はい」とは言いにくい。

よく「気分が堕ちて何もできないんです」という人がいるが、自分はそれを見て「それで話が済むなら世話ないよなあ」と心のどこかで思っていることが多い。

これもいわゆる「(心理的な)投影」なんだろうか…まあでもとりあえず物事は進めることはできる。

 

 

 

とにかくリセットワークを最後までやってみることにする。

まずはカウンセラーの誘導に従って、目を閉じて「『気分に振り回されてはいけない』というビリーフがない世界」を感じてみる。

 

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身体が軽くなる感じ

空が飛べて、視野が広がり視座が上がる。俯瞰できる。

自分のフィールドが広がり、フットワークが軽くなる感じがする。

 


こういう感覚、確かにこれまであまり感じてこなかった。

達成感とか充実感は確かにあったけど、もっと力業(ちからわざ)で「エイやっ!」といろいろな物事を行なっていた。

 

 

 

それからこのワークの肝の「置き換え」に入る。

詳しくは一度体験してもらうに越したことはないのだが、一番肝心なのは

自分が禁止していること(ここでは「気分に振り回される」こと)を、実践している他人を見たときの自分の反応に気づくことだ。

 

この場合の主文の置き換えは

「人が気分に振り回されていると、私が振り回される」

具体的にはワクワクしてハイテンションな人や、どんより落ち込んだまま愚痴を繰り返す人など、つまり「気分に振り回されている人」を見て、自分が反応している=「振り回されている」ということ…確かにそういう発言を見てイラッとすることがある。


「あー、やってるやってる、こういうことかー…」

思わず苦笑いしてしまう。

 

 

自分ひとりでは、ビリーフ(思い込み)の思考の枠から抜け出すのは容易ではない。

カウンセリングの方法と在り方を両方兼ね備えた他者からの問いかけ、それで視点を変えてみる。あるいは視座を上げてみる。そして初めてビリーフとなっている考えと自分との間に距離が取れる。

 


ただ、ビリーフはかつての自分を守ったり、役に立っていたりした考えだ。

それに違和感を感じたら、次のステージに行く合図かも知れない…感謝して手放そう。

 


まあ、自分の場合はもう少し持っているかもしれないけど。

ビリーフだと気づいていたら、10回のうち1回くらいは「気分に振り回されて」もいいかもなあ…とは思えるようになった。


カウンセラーのCちゃん、ありがとうございました。

 

 

🍀お金の不安をゼロにするファイナンシャル・セラピスト、河野道子です。

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実存からの涙〜あるセッションの現場から

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悲しいとか

悔しいとか

そういう感情の層よりも

もっと深いところから

流れ出る涙がある

 


そんなセッションにカウンセラーとして直面した

クライアントさんは「なんで涙が出るのか自分でもわからない」と言い、

「この涙はさっきの涙とは違う感じがします」とも伝えてくれた

 

実存からの涙

いのちが流す涙

 


今回はスーパーバイズの場として、セッションを設定していたので、途中で私が師事しているセラピストからのアドバイスが入った。

自分一人であれば、クライアントさんの「実存=いのち」からの涙を採り上げることをせず、現実的な課題の解決をしてセッションは終わっていたことだろう。

 


それでもクライアントさんのニーズに合うならば、それで良い

 

 

 

だが私はクライアントさんの実存からの涙に、声にならぬ声に応えたい。

 


そういうセッションをしていきたい。

 

 

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(本日のクライアントさんが"自分への応援メッセージ"として引いたOSHOカード…ビリーフが雷に打たれて剥がれ落ちていき、仏陀のシルエットが立ち現れているように見える)

 

 


実存からの涙を感じるためには、セラピストもまた自分の深い実存につながらなければ、との示唆があった。

 


自分とつながる   自分の繊細さとつながる

もっともっと深いところで

 

その必要性をさらに痛感することとなった、豊かなセッションだった

 

大きなギフトをクライアントさんから、そしてセッションの場から受け取った

 

 

 

再び「外出自粛の日々」〜一都三県に緊急事態宣言発令

 

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年明けて1週間が経った。

例年なら「列島始動!」などと新しい年へのエネルギーや期待が感じられるところだが、ここへ来て緊急事態宣言発出となった。関西圏にも拡大する動きもある。報道では年末年始の人の動きや忘年会・会食等が原因かと言われているが、どうなのだろうか。

 


前回のようにロックダウン(都市封鎖)寸前という状況ではないものの、医療現場の逼迫した様子が報道されると、緊張感を持って行動した方が良いようにも思える。

 


ただ、前回はさまざまな情報に接しても、フラットでいられた感覚はあったが、振り返ってみるとやはり浮き足立っていたようだった。そして気が散らかっていた。

 


今回は落ち着いて断捨離、そして自分の内側にしっかりと向き合っていくことにしよう、と思っている。

特に今年は、ゆっくりで良いので一つ一つをしっかりと味わい、感じたことや思ったことを言葉にしておきたい。と考えていた矢先だったから…。

 

はてさて、この一年どうなることだろうか。

 

 

 

映画「浅田家!」〜観終わってほっこりと、じんわりと。 (若干ネタバレあり)

 

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新しい年の最初に観る映画…さてどんな作品を選ぼうか。

 

超大作でもいいのだろうけど、なんとなくほっこりしたものを観たくなり、

地元のキネマ旬報シアターで上映されている「浅田家!」を選んだ。

 

封切りは2020年10月だが、この映画館では少し遅れて上映される。

 


キネマ旬報シアターのサイトはこちら

http://www.kinenote.com/main/kinejun_theater/home/

 


当初思っていたより、ずっと満足度の高い作品だった。終了後思わずパンフレットを買ってしまったほど。私の他にも2人の人が買い求め、完売となっていた。

 

カメラマン浅田政志が撮るユニークな家族写真。自分の家族の「コスプレ写真」からそれは始まった。

事実を元に構成されたストーリーだという。

 


「撮りたいものが見つかるまで写真は撮らない」

「(父さんは)なりたい自分になれた?」などいくつかのセリフが心に残る。

そして東日本大震災で泥だらけになった写真を洗って持ち主に引き渡すボランティアのシーンでは、写真の持つ力を改めて感じた。

 


プロアマ問わず写真を撮る人なら、一度観てもらいたい作品だと思う。

主演のニノこと二宮和也さんも素晴らしい演技だった。

 

【日記】2021年は青空とご馳走とQUEENでスタート

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南関東では穏やかに年が明けた。

販売の仕事についている次女は、今年は元旦のみ休みだとのことで、地元の神社に初詣の後、実家に寄って食事会と相成った。(ちなみに長女一家は子連れで箱根旅行中)

 

昼少し前に着くと、あまり例年と変わらない感じで人が並んでいる。

 

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境内に入るとソーシャルディスタンス

 

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アマビエ様もおります。

 


なんでも「美味しいワインを持って行くから」ということで始まったこの企画

 

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ワインに合うご馳走は…なんと私の弟が作った。

 

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ブイヤベースも。

 

人が作った料理をいただいてお酒を飲んでいるのは、なんとも幸せ。

 

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BGMは懐かしのQUEENのレコード!

そういえば紅白歌合戦で、ロスからのYOSHIKIの演奏にギタリストのブライアン・メイ(実は推しです)とドラマーのロジャー・テイラー(こちらはコーラスで参加)が出演していて驚いた。

 

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(ブライアン・メイ。NHK紅白歌合戦の一場面から)


平成生まれの次女に聞いたら「レコード?今知ったよ」だとか

 


おせちを作らない

「おめでとう」を言わない正月だけど

こうして楽しく穏やかな時を過ごせる

 


そこに感謝を込めて

ワインの入ったグラスを仏壇に供えて線香をあげた。

ゆく年くる年、いのちについて想いを馳せる

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2020年が終わる

無観客の紅白歌合戦では司会者も出演者も幾度も「今年は大変な年」と繰り返していた。

言わずもがなの新型コロナウイルスの感染の広がり。

ただ、それと直接関係なくても、大きな転機や、悲しい別れ、そんな出来事を経験した人が周りを見ると多いように思う。

 

自分の場合はひとつ大きな目標を達成した一方、いのちについて考える一年となった。

 

生まれるいのち

旅立ついのち

 

そこにどんな感情がわいているのか

 

来年は丁寧に見ていく一年にしようと思う。

 

湯河原・ご縁の杜〜ヴィーガン料理と温泉で年の瀬にゆったりとした時間を過ごす

 

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クリスマスも終わり、一気に年末モードが高まった。「残り○日」「今年中にアレやってコレやって…」という気持ちもあるけれど、一つ区切りをつけたくて温泉町へとやってきた。

 


湯河原は東京駅から快速アクティーで約一時間半。本でも読んでたらあっという間である。

 

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駅から歩いてまずは海を見に行く。

波は穏やか。

 

 

そして宿はいつものご縁の杜。

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動物性の食材を使わない料理が身体に優しい。

 

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寺田本家の発泡日本酒むすひを頼む。

酵母のおかげで飲むとお腹の調子が整うお酒だ。

 

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デザートの栗のチョコレートケーキも美味しい。

 

そして温泉に入ってのんびり。

部屋はそれぞれユニークな名前が付いていて、今日の部屋は「樹を育てる」

部屋にはその名前からイメージした言葉や絵、ワークが書かれている。

 

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(今年と来年の手帳も書きつつ年次レビュー&デザインなど)

 


いつか全部屋コンプリートしたい。

 


手帳を開いて今年を振り返る。

諸事情あったにせよ、あまり旅行に出なかったなぁ…。思えば遠出をする時は誰かに段取りしてもらったり、団体で出かけるのに誘ってもらったり…というのがほとんどだ。

 


来年は計画的に旅に出たい。

来年の手帳も開いてあれこれ考える。

せっかく昨年から九星気学の講座にも参加しているので、吉方位への方位取りの旅もしてみたい。

 


ゆったりとした時間を過ごしていると

「〜したい」というのが自然に出てくるみたいだ。

年頭に作ったWish List(やりたいことリスト)を見て、当初は、

「去年と違ってまだ4つしか達成してない!年内に後いくつできるだろうか?」と焦る気持ちもあったけれど、

 


「そういう『リストつぶし』みたいな気持ちでやるのって本意じゃないな…旧暦の新年(立春)までにやればいいんじゃないの?」とだんだん思えてくる。

 


明日の朝は海からの日の出を見に散歩に行こう。起きららればの話だが。

 


ご縁の杜のHPはこちらから

http://goennomori.jp