昔から時間管理には興味があって、最近もそういったタイトルのブログや動画が目にとまると、読んでいる。
すると大抵は「生産性を上げるには睡眠時間の確保が大切」と書いてある。
やりたいこと&やらねばならぬことが多過ぎて、1日24時間の中に収まりきれない、というのが高校卒業したあたりから、ずっと続いていたように思う。娘たちが小さかったうちは、彼女たちが起きてきたら「ヨーイドン・待った無し」の状態でわーっと生活が流れていくので、朝4時起き、さらには『朝2時起きで何でもできる』みたいな本を読んでそれを目指していた。当時の睡眠時間は4時間半。それ以上は「惰眠」だと思っていた。
やがて年齢を重ねているうち、体力が衰えたのだろう。夕方4時頃に強烈な眠気が襲ってきて、路肩に営業車を止めて少し休むとか、挙げ句の果ては「電話で話しながら寝ている」という失態をやらかした。途中で話が支離滅裂になりかけているのに気づき、慌てて軌道修正したのでなんとか事なきを得たのだが。
それからなるべく6時間は寝るように心がけてきた。ただまだ「眠らずに済めばもっといろいろできるのに」などと考えていた。
やがて娘たちは独立。ほぼ一年前に会社員生活にちょっと早目に区切りをつけて、自由な時間を取り戻してきた。
身体の要求することに耳を傾け、落ち着いてきた睡眠時間は約7時間。1〜2時間不足する時は、その数日後に帳尻を合わせたようになる。それと冬は夏より30分程度睡眠時間が多くなる。
人間も自然の一部なので、日照時間などに影響されているのだろう。その自然な摂理を、現代人はかなり捻じ曲げたり抑えつけたりしているなあと、しみじみと感じた。
折しも想定外のウイルス騒ぎで、免疫力の重要性が説かれている。その上で充分な睡眠時間は欠かせない。
今後は質の高い深い睡眠が取れるようにしたい。
また春先になると謎の中途覚醒が起こり、前後半各2時間半・ハーフタイム2時間、なんてことがときどき起こる。原因は良くわからないのだが、なにか心配事が心にあるとこうなりやすい気がする。「あれもやらなくちゃ。あ、これもまだやれてない…」と残タスクを頭の中でひっくり返したものが、潜在意識のどこかに引っかかってるんだろうな…それで気になって起きてしまうというか。これもぜひ改めたいところだ。
自分を見つめ直すいいきっかけなのかもしれない。
いずれにしても、御身大切に。