今月初めに「今起こっていることの意味は?」と問いを立ててカードを引いた。それをブログに載せたときは、あえて見立て(カードの解釈)については触れずにおいた。
ほどなく友人からメッセージが来て、「どういう見立てをしたのか」と問われ「(見立てを書いていないので)読んでてなんか尻切れとんぼで中途半端な感じがした」と言われた。当時はこの解釈を表に出すのに、躊躇する気持ちが強かった。
がそれから半月、さらに事態は動き、4月8日の「緊急事態宣言」の発出に際してさまざまな反応や対処が行われた。世間も自分もある程度対応したところで、一息入れた感はある。まだ青息吐息のところも多いだろうし、治療現場の最前線では予断を許さない事態が続いているのだが….。
今起こっていること=新型コロナウイルスの世界的な広がりである。
カードを引いた4月1日は「翌日にも緊急事態宣言が出るのではないか」と世の中もざわめいており、個人としても、その日に予定されていた重要な案件のリスケが前日に決まって、多少なりとも動揺が残っていた時だった。
この一件は「パラダイム=(思考の)枠組みのシフト」であり、「ガイア(地球)のリバランス」である。「社会システムの変容(トランスフォーメーション)」とも言えるかも知れない。
これまでなんとか(ごまかしながらも)やってこれたもの、あるいは本質ではない表層的なものがこれで一気に剥がれ落ちる。
「そもそも」満員電車で消耗してまで会社に行く必要があったのか?
「そもそも」この仕事は必要だったのか?
「そもそも」…
今まで隠蔽されていたものがあぶり出される。
東京都では「緊急事態宣言」を受けてネットカフェに営業自粛要請が出たことで、4000人もの ”ネットカフェ難民” があぶり出された。
リモートワークで家に夫がいることで、DVが増えているとの報告が海外からなされている。それらも、もともとその夫婦関係の本質が表面化しただけとはいえないだろうか。何人かの知人からは、皆が家にいるようになって、最初は大変だったがかえって絆が深まった、というSNSの投稿があった。それがその家庭の本質だったのだろう。
•コロナと共にある世界をOSHO禅タロットに問いを立てて解釈してみた
カードの見立てに戻ると
中央:問題「Thunderbolt(稲妻)」
向かって左:気付いていない内的影響「Existence(存在)」
同右:気付いている外的影響「New Vision(新しいビジョン)」
下:解決するために必要なこと「Ice-Olation(アイスーオレーション・凍りつく・孤立)
上:解決・理解「The Rebel(反逆者)」
旧システムあるいは「本質ではないもの」は稲妻に打たれたかのように剥がれ落ちる。
各自一人一人が「宇宙のシステムの一部としての自分」「社会的役割を一旦脇においたただ一人そこに在る自分」を高い視座、深い視点から見つめ直す。
そこから新しいビジョンが立ち上がってくる過程にある。
そのために一度凍りつくような、一見孤立するような体験が必要(まさに「外出自粛」)
旧システムでの「不適合者」「ないがしろにされたもの」の反逆〜今や「引きこもり」がデフォルトである。エコロジスト(この言葉も古いか)の中には、今回の一件は「人間の環境破壊に対する自然界からの警鐘/復讐」とする人もいる。
よく見るとカードの下部にある菱形のマークが、5枚中4枚が紫色になっている。これは「大アルカナ」であり「人間のスピリチュアルな旅の中心となる原型的テーマ」を表している(OSHO禅タロット解説書p14)。
つまりは大いなる変容の時なのだ。
「元の状態に戻る」ことは期待しないほうがいいのかも知れない。
新しいビジョン、新しい価値観…流動的な事態の中でそれらを見極める「観察する眼」が必要だろう。急ブレーキをかけられている今、その時間は充分にある。
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