7月最後の週末は、日本プロセスワークセンターのLSV(ライブ・スーパー・ビジョン)の講座を受けている。
要はプロセスワーク(トランスパーソナル心理学のひとつ)のメソッドを用いてセッションを行い、それをファカルティ(先生、でしょうか)からスーパーバイズつまり指導・評価を受けるというもの。土日で計10枠のセッションができるとのことで、自分は1日目は様子見で、2日目にレジュメを見直してセラピストをやればいいと思っていた。
ところが同期のみんなは「早くやった方がスッキリするから」と、初日の枠を選択する人が多い。
あれ?
前も似たようなことがあったな…
コロナウイルスがあれよあれよと言う間に猛威をふるい出して、全国的に初めての緊急事態宣言が出された2020年春。
とある認定試験が時期を3回に分けて行われたのだが、自分は一番最後の3番目の日程を選んだ。その方が準備に時間をかけられるからだった。
だがその最終日程だけが、緊急事態宣言に引っかかり2ヶ月の延期を余儀なくされた。他の日程の受験者はすでに試験を終えて結果待ちという中「仕方ないので、最終日程の受験者の方々は来年に」と言われやしないかと、ヒヤヒヤしたことを思い出す。
そんな話を同期として「まあどちらが良いとかは言えないよね」となったのだが…
その日の夜。
日付が変わった深夜に枕元の携帯電話が鳴る。なんと次女から「脱水症状らしく都内の病院に救急搬送されている」というのだ。驚いたけど自分で電話しているし「このあと病院から電話が入るかもしれないから」とのことで、安心と不安が半々の状態で通話を終えた。
…寝られないじゃない…
結局、病院で点滴等適切に処置していただき、3時半頃タクシーで帰宅したとメールが届いた。当然だがその日は会社は休むとのこと。
やれやれ一安心。
講座2日目も無事受講できる。
だがこれがもしそのまま入院となっていたらどうだったか。
当然2日目の講座はキャンセルとなり「ああ昨日のうちにスーパーバイズ受けておくんだった」と、悶々としながら病院に向かっていたに違いない。
結論。
準備するのはもちろん大切だけど、予定通りいくとは限らない。
明日は、いや次の瞬間何が起こるかわからないのである。
いつでもチャンスがあればそれに乗る。
やれる時にやっておく。
そうできるよう、日頃から自分を整えておく。
(まあケースバイケースかもしれないが)
たぶんこれからは、先延ばししてはいられない時代なんだろうなあ。