春彼岸の週末、2泊3日で伊藤ヒロ・マナさん主催のオンラインファスティング合宿に参加した。
目次
1.心配事はプレ講座で解消
2.いよいよファスティング開始
3.酵素ジュースと瞑想で空腹感に飲まれない
4.塩分(ミネラル)の大切さに気付いた
5.大切なのはこれから〜回復食と食習慣の改善
6.私たちは食べ過ぎている〜身体ではなく何が食べ物を欲しているのか
7.おわりに
1. 心配事はプレ講座で解消
ここ数年、毎年「5キロ痩せる」という目標を掲げては頓挫していた。逆に1キロ太ってしまう始末である。以前ジムに通いだした直後に筋トレが楽しくて、5キロ減量を達成したことはあったが、リバウンド後はずっと「高値安定」状態が続いていた。やはり「炭水化物とカフェインで生きている」ような食生活を改善しなければ…
そんな中、SNS上でファスティングに取り組む人たちの様子を見ると、皆一様に「すごくよかった」「○キロ痩せた」「体が軽くなった」と感想がいいことずくめなのだ。だんだん気持ちが傾いてきたが、いくつか心配なこともある。
・空腹感に耐えられるか
・飲み慣れない酵素ジュースを飲んで大丈夫か
・オンラインなので自宅で行うのだが、ついついおやつの在庫に手を伸ばしてしまわないか
そうした疑問は2時間のプレ講座(オンライン)で解消できた。
どんな些細なことでも、主宰のヒロさん・マナさんが丁寧に答えてくださる。
申し込みを済ませると、数日後にはファスティングで必要な、
・酵素ジュース(約200ml)
・梅醤の素(梅干をペースト状にしたものに醤油・生姜等を加えたもの)
・梅干5個(最後の「明けの食事」に使用)
・三年番茶
が届く。ちなみに三年番茶以外は全てヒロ・マナさんの手作りである。
2. いよいよファスティング開始!
会社勤めの方も参加しやすいように、金曜日の夜からスタートする。
1日目
19:00 Zoomにて集合 ※
自己紹介※
19:30 夕食(酵素ジュース)
20:00 瞑想(OSHOチャクラサウンド瞑想)
瞑想後解散
2日目
7:30 瞑想(OSHOダイナミック瞑想)
9:00 朝食(梅醤番茶) ※
10:15 瞑想(ヴィパッサナ瞑想)
11:15 自由時間
12:00 昼食(酵素ジュース)
15:00 瞑想(OSHOクンダリーニ瞑想)
17:30 夕食(酵素ジュース)
18:30 クリスタルボウルでの瞑想 ※
終了後自由解散
3日目
8:00 瞑想(OSHOダイナミック瞑想)
9:30 朝食(梅醤番茶)
11:30 瞑想(OSHOナーダブラーマ瞑想)
13:00 食事(サラダ、スープか味噌汁、梅干し5個)※
15:00 最終シェア ※
17:00 終了
(案内メールより転記。※は参加必須)
このファスティング合宿の醍醐味は、なんと言ってもバラエティに富んだ瞑想を体験できるところだ。(参加必須ではないが皆参加していた)
瞑想というと、ただじっと黙って座っている、というイメージだが、ここでは動いたり、声を出したりする瞑想を取り入れている。特に朝一番の(この時間にやるのも理由がある)OSHOダイナミック瞑想は、大声で叫んだり動き回ったりして、思考でいっぱいになった頭の中を「空(くう)」にする。
「えっ、うちはマンションだからそれは難しいなあ」
ご安心あれ。集合住宅住まいでもできるやり方がちゃんとある。
リアル会場も良いが、自分の場合は周りの音や振動がどうしても気になって、自分の内側へ集中しづらくなってしまう。その点オンラインだとファシリテーター以外の参加者は音声をミュートにしているので、瞑想に集中して取り組める。
さらに2日目夜のクリスタルボウル演奏を聴きながらの瞑想も心地よい。
主宰のお二人はクリスタルボウルの奏者でもある。名古屋のリアル会場からzoom配信される演奏を、自宅のベッドの上で寝ながら聴けるのは至福であった。
そして最終日。各自で「明けの食事」を用意する。
薄めの味噌汁(またはスープ)/生野菜のサラダ/梅干5個
食べたものが身体に染みわたり、食材ひとつひとつの味をていねいに味わいながらいただく。
最後に梅干5個を食べ、また最終シェアのためzoomに集まるのだが、フッと画面から消えた方には、無事に腸からの便りが届いたこととなる。この辺も気軽に中座できるのがオンラインのいいところ。
3. 酵素ジュースと瞑想で空腹感に飲まれない
この間、不思議と空腹感に飲み込まれることはなかった。もちろん生理現象としてお腹は鳴るのだが「ああ、なっているなあ」と思うだけで、「あー、お腹すいたお腹すいたお腹すいたー!」とはならない。
2日目午後の休憩時間に、近所のショッピングモールへ県知事選の不在者投票のため出かけたのだが、会場に入るまでに向かいのお菓子屋の苺大福を目にし、スターバックスからのコーヒーの香りを嗅いでも、ほとんど気持ちは揺らがず、用事だけ済ませてサッサと帰ってこれた。
これには酵素ジュースと瞑想の影響が大きいと思う。
酵素ジュースは無農薬の果物や野菜、エディブルフラワーなどから作られる。生命活動には様々な酵素が必要だが、人間40歳を過ぎると自分の体でそれを作り出すことができなくなると、レクチャーの時に教わった。要は最低限の必要なものは「満たされて」いるのである。
さらに瞑想で内面が「満たされる」。動的な瞑想から静的な瞑想へと移ると、雑念が取り払われた(これも思考のデトックス)自分の内面を、「観照者」として静かに見つめることが少しずつできてくる。得がたい体験である。
4. 塩分(ミネラル)の大切さに気付いた
ファスティング中は、水(白湯)と塩分は自由にとっていいことになっている。なのでけっこう水分はとっていた。が、塩分についてはあまり気にしていなかった。
3日目の朝、OSHOダイナミック瞑想の際、左手がガクガクとしびれ出し、上半身が貧血の前触れのような状態になってしまったため、一瞬離脱して塩を舐めて戻った。以前炎天下で外出していて
似たような症状になったのを思い出し「塩分が足りない」と気付いたのだった。
頭ではわかっていたけれど…塩が生きていくのにこれほど必要とは思わなかった。もちろん取り過ぎは良くないが、「精製塩ではミネラルは足りない。ミネラル豊富な塩(『ぬちまーす』など)はむしろ大いにとっていい」とは、マナさんの言葉であった。
5. 大切なのはこれから〜回復食と食習慣の改善
ファスティング終了後は、徐々に日常の食事に戻していく。動物性タンパク質やアルコール、カフェイン、香辛料などは4〜6日後から取るのが望ましい。10日後から通常の食事(ただし量は6〜7分目)に戻してよいが、せっかく良い習慣が身につきそうなので、できるところまで続けてみようと思う。
なので朝は今までのパンとコーヒー、ヨーグルトから、三年番茶と梅干に切り替えた。
朝のタスクもスムースに行なえて、時間が有効に使えるように思う。
ただコーヒー自体はやはり好きなので、どういう形で復活させようか思案中である。
6. 私たちは食べ過ぎている〜身体ではなく何が食べ物を欲しているのか
今回のオンラインファスティング合宿に参加して、いかに普段食べ過ぎであったか、を痛感した。身体が必要としている以上に食べていたのである。
では何が食べ物を欲しているのか。
一つには「習慣」である。「正午になったからお昼を食べなきゃ」とお腹がそこまで空いてなくても時間で食べてはいないか。また年齢や生活環境が変わっても同じような食生活を続けてはいないだろうか。また俗にいう「目が食べたい」ということもあると思う。
そして二つ目は「内面の満たされなさ」を食べ物で埋めてはいないかということだ。ストレス発散のために夜中に菓子やラーメン等を食べてみたり、つい酒を飲みすぎたりなど…。見るべきは「『何が満たされていない』と感じているのか」なのだが、そこに向き合うのは、時にかなり辛かったりする。なのでスルーされがちだが、「穴を埋めるために食べる」行為を重ねると、時には深刻な病気を引き起こすことにもなりかねない。手前で引き返す勇気が必要だ。
7. おわりに
様々なことに気づかせてくれた、オンラインファスティング合宿であった。
終了から10日目となった3月末日現在、体重は2.5キロ減、体脂肪率は2.7パーセント減となっている。内臓脂肪の不変の値が0.5キロ減ったのも喜ばしい。
これからも定期的にこのオンラインファスティングに参加したいと思っている。
身体のためもさることながら、自分なりに瞑想を深めていきたいと思うようになった。
毎月開催されるとのことなので、うまく都合をつけていきたい。
4月16日より第3回オンラインファスティング瞑想開催…モニター価格のうちにぜひ。
https://resast.jp/events/536271